I want to make blue amber with resin - luminous powder
天然石・鉱物好き、ハンドメイド好き、レジン持ってるとくれば、自分で擬似天然石を作ってみたくなるもの。(レジンラボのスタータキットはアメジスト風でした)
梅花ブログを読んでくださっている方は、私がブルーアンバー好きであるとご存知なはずで「レジンでブルーアンバーを試作」は予想通りかもしれません笑。
カボションカットのブルーアンバーに挑戦
蛍光材料を混ぜ込んでサンプル作成
まずは、ブルーライトで発光する材料をあちこちのネットショップを探し回り数種類入手しました。ラメ、パウダー、塗料と素材違いで、色はグリーンからブルー系のものを。
直径1cmほどのオーバル形の型に、イエローブラウンに着色したレジン液を流し込みます。ラメ・パウダーはレジン液に混ぜ込み、塗料は底面に塗りました。流し込んで混ぜただけ状態で固めたので、気泡などはそのまんまです笑。
何も混ぜ込まない、レジン液のみで硬化したサンプルです。
ブルーライトを当ててももちろん変化なしです。
素材A:ラメ3色(ホワイト、ピンク、ブルー)
大きめのラメです。ピンクのみ色味を感じます。レジンの透明感は失われていません。
ブルーライトが当たった部分のみかろうじて青く見えます。
素材B:蓄光パウダー2色
粒子の細かいパウダー。パウダーそのものはどちらもほぼホワイトで、しっかり混ぜ込むとレジンが濁ります。
左はブルーに発光、右はグリーンに発光しています。ブルーの方は若干パウダーが固まったままになってしまいました。
素材C:蓄光パウダー3色(ブリーン、ブルー、パープル)
細かなラメパウダー。素材Bよりは濁りが少ないですが、やっぱり透明感は落ちてしまいます。
左からグリーン、ブルー、パープルです。ブルーとパープルの違いはあまりわからず、パープルが一番暗いです。
素材D:蓄光パウダー2色(グリーン、ブルー)
左は底面にパウダーを塗布したもの、右はレジン液に混ぜ込んだものです。
やはり白いパウダーで混ぜると濁ります。
今回のパウダーの中で一番発光が鮮やかでした。ブルーライトがレジンを通っても蛍光反応が出ています。また蓄光効果も一番強く、ライトを外した後も数秒続いていました。
素材E:蛍光塗料(ホワイト)
最後は塗料です。白く不透明の塗料で、底面に塗りました。
蛍光反応は一番強く綺麗なブルーなのですが、レジン越しには反応しませんでした。横から蛍光が漏れているのが見えるだけです。
では、透明なレジンならどうか。(形を変えています)
漏れた光が少し反射していますが、やっぱりレジンがあると反応しません…
でもすごく綺麗な蛍光反応なので、この塗料を使って別の試作品を作ります(→ページ最後の項目にて)
レッドアンバー編
赤く濃いめのレジン液で実験した結果です。(すべてブルーライトを当てています)
素材A
素材B
素材C(グリーン)
結果
粒子の細かいパウダーほど自然な発光に近づきますが、パウダーの白さによってレジンが濁ってしまい、ブルーライトを当てていない通常光時に美しくないという結果に。
パウダーを入れれば入れるほど蛍光は強くなるけど、レジン液が濁っていく…レジンの透明感を生かしつつ蛍光反応が出る素材が出てくれば…!
いや、あらためて自然の造形ってすごいなと思いました。
ブルーの蛍光塗料を使った青く光る花
素材Eの蛍光塗料、サンプル作成ではうまくいかなかったので、違う型を使って再度試作しました。どうでしょう?青い蛍光が綺麗ですよね!
通常光のときは普通です。ブラックライトを当てると…
蛍光!この塗料、本当にブルー光が綺麗です。