ちょっと時間があいてしまいましたが、ボビンレースのレッスンに戻ってきました。前回はボビンを使って紐を編む(四つ編み)の習得でしたが、今回からはいよいよレースを編んでいきます。編むものが線から面になり、ボビンの数も一気に増えます。
ハーフステッチ、リネンステッチ、ダブルステッチの基本ステッチ3種類を学びます。
(複数回に分けて追記更新します)
> 【説明書付き】 初心者向け ボビンレースの小さなアクセサリーレッスン -CRAFTING-
no.3 コヨリボン KOYORiBBON
ハーフステッチ
ボビン8本使って編みます。まずは練習用の糸とパターンで編み方を覚えます。ライトブルー7本とベージュ1本に分けていることで、ベージュが横糸となっているのがわかりますし、横糸ボビンがどうやって動いていくのかもよくわかります。
横糸を渡しながら、糸の交差とねじりで結び目を作っていく感じですかね…これ最初に考えた人ってどうやって思いついたんだろうね。
しかしですね、ボビンレースの編み図というか展開図ってすごく記号的なんです。今回購入したボビンレース講座には、レッスン動画の視聴が含まれています。動画が無ければボビンの動かし方もわからないし詰んでました。
ただ、動画の視聴は講座購入から一年間という期限があるので要注意です。講師への質疑応答はともかく、動画くらいは購入者には無期限に視聴できるようにしてほしいものです。こういう手芸の技法的なことって、時間があくと忘れがちですし。久しぶりにやろうかなって思った時に「編み方忘れてる…」なんてことはしょっちゅうです笑。
編む、ピンを打つ、編むを繰り返していって出来上がりです。
糸を使って編むという同じ手技なのに、組紐は糸を立体的に動かして平紐や丸紐に仕立て上げ、ボビンレースは平面的に動かして模様を描き出す。一本の糸から作り出されるものの豊かさにあらためて感心してしまいます。
リネンステッチ
基本ステッチの二つ目はリネンステッチ。ハーフステッチと同じくボビン8本です。ライトブルー6本のベージュ2本で練習。
ハーフステッチより交差の手数が増えます。というか、縦糸の位置を元に戻す操作が入ります。なので、縦糸が左右方向に動かずにまっすぐ進む。
このリネンステッチを編んでいて気が付いたことがあります。糸の動きを見ていると、このボビンレースの編み方って織り機を使わない織物になってるんじゃないかなと。
ボビンの交差で縦糸の上下を入れ替えし、ボビンの平行移動で横糸を渡す。
織り機はクシのような筬(おさ)で横糸を密に打ち込みますが、ボビンレースは横糸の間隔をピンで調整して隙間を作る。面白いな!
ダブルステッチ
基本ステッチの三つ目、ダブルステッチです。手数がハーフステッチの倍になります。ライトブルー4本とベージュ4本の8本で編みます。
糸をより合わせる回数が増えてピンの数が減ることで、隙間の大きな模様が編みあがります。リネンステッチとは逆のイメージです。
このステッチの何が難しかったって、糸を引く加減が難しかったです。緩いと模様の間隔が広がってしまうし、強いと縦糸が寄ってしまって模様も全体の形も歪む。かぎ針編みとかもそうですけど、糸を引く力を常に均一にすることが編み目を揃え、仕上がりを良くする最大のコツなんだなあと実感。
KOYORiBBON
コヨリボンって何? と思ったのですが、紙縒り(こより)とリボンを組み合わせた造語のようです。2020年に商標登録されているとのこと。
基本ステッチのみで出来る可愛いアイテムですね。下の画像はダブルステッチのコヨリボン。たしかに、リボン+こより+リボンみたいなデザインです。
私もキットの完成写真のように糸切りバサミにつけてみました!
練習のときよりも糸も細く型紙も小さいので、正確にピンを打ててないです。ピンとピンの間隔がすごく狭くなるので、ズレたり傾いたり。ピンが揃わないと、出来上がりもガタガタになって揃わない。何かいい方法ないかな…