スワロフスキークリスタルビーズの色見本、ピンク・ローズ系です。
ブルー系に比べると廃番になっているカラーが少ないですね。ローズ系のクリスタルは見ているだけで華やかな気分になります。
色名と由来
- ロザリン Rosalyn
[人文] まず女性の人名として出てきます。あとは英国の老舗陶器ブランド、アンティークカメオの素材としてrosalyn shell がヒットしました。でも「ロザリン」という人名の意味がバラ(Rose)なので、やっぱりローズ由来なのだと思います。一番淡いピンクです。 - ライトローズ Light rose
[植物] 明るいバラ色。ピンク色。 - ローズ Rose
[植物] バラ色。フランスでは Rose はピンク色に相当するとのこと。色名としての「ローズ」はもっと濃く赤に近い色。
- フューシャ Fuchsia
[植物] フィッシャーとも読む。フクシアの花の色から命名された色。吊り下がって咲く美しい姿から『女王の耳飾り』と呼ばれたりします。 - ルビー Ruby
[鉱物] 宝石のルビー
- ガーネット Garnet
[鉱物] 宝石のガーネット - ライトピーチ Light peach
[植物] 桃の花の色ではなく果実の色。淡いオレンジ寄りのピンク。 - パパラチア Padparadscha
[鉱物] 宝石のパパラチア(パパラチャ)サファイアから。ピンクとオレンジが混じったようなカラーのサファイアをそう呼びます。スリランカの言葉で ”蓮(ハス)の花” を意味しています。
- シルクSilk
[染色] おそらく未漂泊のシルクそのものの色を指すんじゃないかなあ… - ヴィンテージローズ Vintage rose
[植物] Vintage は元々ワインの専門用語だったのが「古くて価値のあるもの」という意味合いで使われるように。くすんだピンク色の「オールドローズ」に近いニュアンス。 - インディアンピンク Indian pink 2009-AW 廃番
[地名] こちらも青色のインディアンサファイアと同じく由来がわからない。「インドのピンク」であれば、ホーリー祭*1の色鮮やかなピンクの粉の色が思い浮かぶ。
- ローズピーチ Rose peach 2013-SS
[植物] ピーチよりもピンクがかった色。 - ライトシルク Light silk 2014-SS
[染色] シルクのより明るい色といったところなのでしょうが、ほとんどピンクが感じられず、ブラウン系に入れたほうがしっくりくる。
- ブラッシュローズ Blush rose 2016-SS
[植物] Blush = “赤面” “恥ずかしい” という意味のほかに、つぼみなどが ”赤らむ” “ばら色になる” という意味もある。「恥じらいのバラ色」なんてちょっと文学的な色名ですよね。
- ダークローズ Dark rose 2025-SS
[植物] 暗めのピンク色。紫よりのピンクだけれど、ライトアメジストより鮮やかで深い。 - Lt.ローズ、ダークローズ、Lt.アメジスト
- ローズウォーターオパール Rose water opal
[鉱物] 宝石のオパール。ローズウォーター+オパールなのか、ローズ+ウォーターオパールなのか。まあ後者かな。透明あるいは半透明のオパールのことをウォーターオパールと呼びますが、このクリスタルのようなピンクの半透明のものは、遊色効果のない「コモンオパール」に分類されます。 - ローズアラバスター Rose alabaster
[鉱物] ピンク色のアラバスター(→参照アラバスター) - ※2023年8月現在、貴和製作所の商品ページに掲載のないものは廃番としています。
- お気に入りのコーティングカラー
- ローズウォーターオパール シマー2X
半透明のピンクにシマー エフェクトがフルコーティング。うっすらとオーロラがかかって柔らかい印象で愛らしいクリスタルです。 - ブラッシュローズAB
くすんだバラ色にオーロラ加工が美しいです。なんとも言えないニュアンス。 - パパラチアサテン
朝焼けの空のようなパパラチアカラーに渋い光沢のサテンコーティング。大人なクリスタルです。 - ここからは赤系へとつながっていくのですが、赤もまた数が多いためレッド・オレンジでまとめていくつもりです。ピンク・ローズ系からは紫へも連なっていくのでそちらも今後ですね!
- umehanablog.com
*1:ホーリー祭(Holi)とは、インドやネパールのヒンドゥー教の春祭り。春の訪れを祝い、誰彼無く色粉を塗りあったり色水を掛け合ったりして祝う。(Wikipediaより)