懐かしくて新しい グランマのビーズ編み
雑誌「毛糸だま」2016年夏号に掲載されていた「懐かしくて新しい グランマのビーズ編み」のさいふです。
クラシカルなビーズ編み(ビーズクロッシェ)のがま口です。デザインは松本かおるさん。シンプルな形と色にひかれて作ってみることに。ちなみに、がま口仕立てるのは初です。
用意するもの
- ダルマ手編み糸:レース糸#30葵 ベージュ(3)15g1玉
- MIYUKI:トライアングルビーズ 2.5mm(TR1821)2,880個
- ハマナカ:バッグ用口金 アンティーク(H207-008)1個
- その他:内袋用布16x16cm、2号レース針など
準備〜編み始め
最初にすべてのビーズをレース糸に通します。
バラビーズ(糸に通された状態で売っていない)なので、レース糸に通すのに時間がかかる…
糸が減ってきてビーズを後ろに送るのも結構まめにやらないとだめだったり。
2号レース針で編みます。
ひたすらコマ編みに1粒づつビーズを編み込んでいきます。
キュッと糸を締めながら編んでいます。
拡大するとこんな感じ。
三角ビーズなので、カットされた面が光を反射してキラキラです。
袋部分の編み地 完成
ようやく本体部分が完成。時間がかかりすぎだ…
本体の下に敷いてある布は、内袋にしようと選んだもの。光沢のあるベージュと濃紫、どちらにしようか。
内袋を作ってビーズ編み地に縫い付ける
本体を編み終わってから苦戦しました。あとは仕立てるだけと思っていたところ、雑誌の「仕立て方」解説読んでも難しい…
まず、解説がこの「グランマのビーズ編み」専用じゃないし、画像も小さくてはっきりとよくわからない(テグスなんて見えない)。とりあえず、順番にやってみる。
型紙から布地を切り出し、縫い合わせて編み地に重ねたら合わない…
なんで!? 全然見本写真みたいにならないんだけど!
よく考えたら編み地ってその人の手によって大きさ変わる…(きつく編む人もいれば、ゆるく編む人もいる)
型紙の意味… 編み地を測って切り出すべきじゃないかなーと思いつつもこのまま続行。
私の場合内袋の方が小さかったので、「まあ、内容積が小さくなるだけね!」と編み地に縫い付けていたら、これまた1周が合わない〜
しょうがないのでところどころつまみつつ合わせてなんとか終了…
着物などに使う地模様のある光沢ありの生地にしました。
この雑誌の解説、どこかから流用してきた仕立て方だと思うんですよね…やっぱり出来た編み地を測って内布作った方がいいです!
本体を口金に縫い付け仕立てる
そしてそのあとの口金をつける作業がさらに大変で…
口金の片側にだけ糸つけの穴があいてるため、針を片側だけ通すには斜めに出し入れしないといけないし、(オペで使うようなカーブした針が欲しいですね)縫い代見えちゃダメだし、テグスはよく見えないし!!
雑誌の解説は何をしているのか最後よくわからなくて。テグスを送る? どういうこと?? 片側ずつ? 一回りして縫うの? 後始末は!?
書いてない…ネットで調べる。そしてようやく解説の意図がわかったものの、すでにその工程をやる段階を過ぎていたり…
完成
すべての工程が終わり完成です!
「さいふ」というより「ポーチ」ですね。出来上がりサイズは、W12xD7xH6cmといったところ。ビーズが2,000個以上ついてますので、ずっしりしています。
なんとか形になって終了。どこか間違っているような気もするし。
本当、こういう解説って不親切。はじめて作る人にとってはね。出来る知ってる前提なんだもの… おかげで二度と口金つけるものはつくらん!!ってなります。→なりました…
レシピ掲載書籍
「毛糸だま」は日本ヴォーグ社の雑誌なので、すでに中古でしか手に入らないものとなってしまっています。このポーチをデザインした作家さんの書籍がありますので、気になる方は参考になさってください!
余った材料で
残ったビーズとレース糸、そこそこ量があっったので、猫の首輪にしました。黒猫なのでキラキラ綺麗に映える。
拡大
(この記事は、別のブログに掲載していたものを再編移転しました。)