貴和クリスタルの新商品が発売！
秋冬シーズンの新商品が発売されました！ 今までもちょっとずつ新商品が出ていましたけど、大きくシーズンカラーとして多様な商品が出るのは久しぶりです。クリスタライズ（スワロフスキー）以来と言ってもいいかもしれません。
マジェスティックグリーン Majestic Green
まずは新色！ グリーン系の色見本を作った時に「綺麗な鮮やかなグリーンが少ないよ…」とぼやいていたら来ましたね笑。鮮やかで美しいグリーンが！
既存のエメラルドより青みが抑えられて、実際の宝石エメラルドにより近くなった色味です。下の画像は左から、エメラルド、マジェスティックグリーン、ミディアムエメラルド、ファーングリーンです。ミディアムエメラルドに色味は近いですが、透明感がだいぶ違いますね。
クリスタルラッカープロ イグナイトエフェクト
こちらも久々のラッカープロです。今までラッカープロにはエフェクトなしとディライトエフェクトがありました。今回はイグナイトエフェクトです。イグナイトエフェクトは、AB加工のように色味を加えるのでなく、輝きを与えるエフェクトとのこと。
カラーは、デニム、ダークグレー、アガベイグナイトの3色。スモーキーなブルー系のジェムです。イグナイトエフェクトがかかっているため、渋い色味でもキラキラは失われていません！
クリスタルエレクトリックラッカープロ イグナイトエフェクト
こちらもラッカープロのイグナイトエフェクト。でもネオンカラー！ 実はネオンカラーって初なんですよね。ネイルストーン（裏面がフラットなタイプ）にはありましたが、メインアイテムでは無かった。
色は、エレクトリックブルー、ピンク、ホワイトイグナイトの3色。明るくて元気の出るカラーです。
実はこのネオンカラー、ブラックライトに反応して蛍光するんだとか。やってみましたよ！
本当に蛍光反応する…！！ 初めてじゃないですかね、これ。私も以前似たようなことレジンでやってみたんですが、レジン越しに反応しなかったんですよね。塗料が違うのかレジンだからなのか… いつかまた挑戦してみたいです笑。
エリプティックカットペンダント
ナンバーは＃6438、オーバル（楕円）カットのクリスタルで、上部に通し穴のあるペンダントタイプです。ものすごーくカットが綺麗ですよ！
実は、貴和クリスタルオリジナルではない。
今回の新商品、本家本元のスワロフスキー社のシーズンアイテムと同じものです。クリスタルビーズの色見本を作成している際に、色々と調べることも出てくるので、本家ことスワロフスキー社のウェブサイトを見に行ったりしていたのです。そうしたら、以前のように本家ではシーズンアイテムが多種多様に出ていて楽しそう… と思っていたら、同じラインナップが貴和さんで発表。もちろんラインナップ全部ではなく、手作りする人が使いやすそうなアイテムに限ってはいます。
> https://the-presence-of-the-past.swarovski.com
今までも、貴和さんは別注という形でアイテムを限定販売していたことはありましたが、一年に2回も新しいクリスタルを企画製作するのは、いくらパートナー会社がいるとはいえ販売会社には容易ではないよね…と今更ながら思い至りました。
素材としてのスワロフスキーアイテムの入手について考える
スワロフスキーの販売ができるのは公式サイトのリストを見る限り、日本国内では4社のみ。
ひとつは貴和製作所さん。そしてもう3つはアパレル業界の会社でした（1社は調べたけどわからず）。服飾メーカーやコスチューム関係（オートクチュール、アパレルコレクション、ブライダルウェア、フィギュアスケートやバレエ、舞台衣装などなど）で、企業への卸売、大口の販売がメインのようです。
つまり、今現在私たちが手にとって楽しめるクリスタルを売ってくれる窓口は、貴和製作所さん一択ということになります。しかし、その貴和製作所さんでも ”スワロフスキー” ブランドの商品を買いたければ、スワロフスキー社本体とブランド管理の契約を結ぶ必要があるのです。
貴和製作所は、スワロフスキーのコンポーネントを再販するための信頼された認定販売パートナーです。
スワロフスキー・クリスタルをご購入いただくにあたりスワロフスキー社とBCA契約(Brand Control Agreement)を結んでいただく必要がございます。
※スワロフスキー社とのBCA契約はブランドオーナー様(最終小売りをする企業様)のみとなります。
BCA契約締結ののち、認定販売パートナーである貴和製作所を通し、下記の画像のような豊富なカラーやデザインのスワロフスキー・クリスタルをご購入いただくことが可能になります。（貴和製作所Webサイトより）
引用文を読む限り、アパレルブランドなどを対象としているようです。貴和さんを通しても一般の個人消費者には ”スワロフスキー” の購入・使用は不可能と言えます。
ここから見えてくることは、スワロフスキー社としてはクリスタルを売ることはやぶさかではないが、”スワロフスキー” の名前は簡単には使わせないよ。ということです。ブランド戦略の一つなわけです。
こういったことはスワロフスキーに限ったことではありません。ハンドメイド・手作りを個人で楽しむ分には問題ないと思いますが、収益に結びつけようとすれば色々と問題になります。自作品の説明や広告といったものはもちろんアウトですし、こういった個人ブログでも意図的に広告へ誘導するような使い方はおそらくダメでしょう。私も、今後自分の作品を掲載するときは気をつけないと…
”スワロフスキー” の名前を使えないとしても、同じシーズンアイテムを”貴和クリスタル” として私たち手作りを楽しむ者の元に届けてくれる。貴和製作所さんには感謝しかありません！
貴和クリスタルの商用利用についてはちゃんとガイドラインがあります。これからもクリスタルを楽しんでいけるようにルールは遵守しましょうね！
> ご利用ガイド – 貴和製作所オンラインストア
