Ukrainian Flower [Technical Cover] Hobonichi
以前ブログアイコンにしていたこの画像、「ほぼ日手帳」のカバーなんです。2016年に手帳カバーのみ購入しました。手帳そのものは無印良品のものを入れて使用していて、ほぼ日手帳は使っていません。一目惚れ状態で買った記憶があります。
ウクライナの花(手帳カバー)
世界の伝統柄シリーズのひとつで「ウクライナの花」という名前がついています。ほぼ日サイトの説明ページにはこうあります。
ウクライナの民族衣装をうつくしく彩る刺繍をデザイナー・日下部昌子さんが 「ほぼ日手帳」用にアレンジ。モチーフとしてよくつかわれる花は、葉の重なりや花びらがきらめいて、立体的に見えるように刺繍しました。
ウクライナの民族衣装をならって、バタフライストッパー*1には縞模様を、しおりにはタッセルを、カバーの生地にはリネンをチョイス。天然繊維の素朴な風合いをおたのしみください。
ウクライナの花モチーフ刺繍は、バラの花を赤やグレーの糸で刺したものが多いようですが、この手帳カバーでは濃紺とライムグリーンでキリッとした印象です。しっかりと密度のある刺繍で厚みがあります。
東ヨーロッパの刺繍
ウクライナをはじめ、ハンガリー、チェコ、スロバキア、ルーマニア、クロアチアといった東ヨーロッパの国々の刺繍は、美しい花柄がブラウスの袖や袖口、襟ぐりや裾をカラフルに彩っています。誠文堂新光社の「ヨーロッパのかわいい刺繍」にはそんな東欧の刺繍がたくさん掲載されています。
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刺繍は見た目の華やかさの他に、生地の補強や防寒対策など機能的な役割があったりします。
また、民族衣装の多くはハレの日に着用するものが多く、収穫祭など豊穣への願いや、日々すこやかにすごせるようにと、昔からひと針ひと針願いを込めて刺していたのだと思います。
バタフライストッパーにあしらわれた模様は、民族衣装・ソロチカにあしらわれている刺繍柄。舟先が氷を割って進んでいくように、悪いものを割いて運を切り開くという意味が込められています。(ほぼ日サイト説明より)
厳しい状況が続くウクライナ、平穏な日々が訪れることを願ってやみません。
マップス 新・世界図絵(愛蔵版)
ほかにウクライナに関するものないかな…と大好きな絵本を引っ張り出す(画像は通常盤です)
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愛蔵版にはウクライナの自然や文化を可愛らしい絵で紹介したページがあります。絵本なのに情報盛りだくさんで、見ていて飽きない。想像力で楽しむのもよし、さらに深く自分で調べていくのもまた楽しい。
アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ 作。ポーランドの絵本作家さんの作品です。
豊かな文化は平和があってこそです。好きなものを作ったり、読んだり、見たり。それが当たり前にできることの有り難みを感じています。
*1:ほぼ日のオリジナル手帳で、ペンをさすことで手帳が開かないようにしたペンホルダーのこと(糸井重里氏が命名)