クリスマス・オーナメントを作ろう第二弾は、ビーズステッチでスターを作ります。今までのビーズステッチと違って、パーツを作って組み立てる方法で立体的に仕上がります。
レシピはビーズファクトリーさんで無料公開されているものです。
編み図とともに一応写真も載っているのですが、作るときにちょっと「?」となったところもあるので、手順とともに補足情報をのせていきたいと思います。
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ペヨーテステッチで作るスター(立体モチーフ)
ペヨーテとは…
今回使う技法はペヨーテステッチなのですが、ペヨーテ(peyote)ってどういう意味?と思って調べたら、
メキシコ北部から合衆国テキサス州のメキシコ国境あたりに自生するサボテンの1種で、生食すると極彩色の幻覚をみることで有名。(中略)ペヨーテという語はナワトル語のペヨトルpeyotlから派生したもの。(世界大百科事典 より引用)
だそうです(笑)。なんで幻覚サボテン…? ビーズステッチ(オフルーム)はアメリカ発祥みたいですし、ペヨーテステッチ独特の凸凹がサボテンの外観に似てたから?なんてこじつけてみる。
ちなみに、ナワトル語のペヨトル(peyotl)とは「青虫」という意味だそうで、ますますわからなくなった!
四角パーツを編んでいくと折れ曲がる
それでは編んでいきます。まず最初は4つのビーズを輪に編みます。ここから正方形に編んでいくため、1個のビーズが四辺のそれぞれの起点になります。
- 4つの角はビーズ2つで「ハ」の形に編む
- 辺の直線部分は凹を埋めるように編む(通常のペヨーテステッチ)
これの繰り返しでぐるぐる四辺を回りながら編んでいきます。
★Point 1
角はしっかりと「ハ」の字に、ペヨーテステッチは凹にしっかりとビーズを埋めるように糸を引きます。すると自然に編み地が折れ曲がっていきます。
下の写真では、上下の角が手前に出てきて、左右の角が奥へ引っ込んでいます。上下は谷折りで左右は山折りな感じです。
パーツ1個が出来上がりました。次の3枚は、斜め前、横から、後ろから撮影した写真です。
★Point 2
最後の1周だけはビーズの編み方が異なります!パーツをつなぐときに隣のパーツと噛み合わせるためです。(赤い凸部分が4個の辺と、3個の辺が隣り合っているのが写真でもわかると思います。)
編み終わりの糸を残し(パーツをつなぐのに使います)、裏側中心部の編み始めの糸を始末します。同じパーツを5個つくります。
ユニット組み立てが楽しい!
まずはパーツ2個をつなげます。スターの中心から先端へ凸ビーズを交互にすくいながらとじていきます。(この噛み合わせのために、四辺のビーズが凸凹になるように最後の1周の編み方が異なっている)
スターの先端部分でビーズを1個追加し、裏側のスター中心に向かって同じようにとじていきます。中心部にも裏表それぞれビーズを1個たしています。
★Point 3
編み始めの糸の位置が、編み図通りの位置にこないときは、パーツの山折谷折りが反対になってるかもしれません。パーツの中心をグッと押して山谷を裏返して編み図通りになるか確認してみてください!
さらにパーツをつなげます。スターの先端1か所のみ、ビーズではなく紐通し用のリングを通して固定します。
内側は空洞ですが、編み地がしっかりとしているのでふっくらとしています。つぶれたりはしません!
紐を通して完成です!
実際やってみた感想は、折り紙のくす玉作りみたいで楽しいぞコレ!(今はユニット折り紙と言うのですね)幾何学的でキッチリと形が出来あがるのが気持ち良い。
たったこれだけの材料で
使う材料は、デリカビーズの一番小さなパック2個とビーズステッチ用の糸と針だけ!糸を持ってればワンコインで作れる。
出来上がりが立体的で大きさもそこそこあって、多面体のためビーズがどの角度からでもキラキラしていて、平面モチーフよりも存在感抜群です。
ビーズステッチのユニット立体モチーフ、ハマりそうです!