Image of Umeka Blog - image correction and quality
カメラは、絞りやシャッタースピード、被写界深度、露出やホワイトバランス、さらにはレンズやフィルタとの組み合わせなど、やろうとおもえば色々出来るのですが、梅花のブログ写真の場合オート(AUTO)設定で撮ってしまって、あとでまとめて補正しています。
<撮影で気をつけていること>
- 画質の良い写真を撮ることが基本
(後から画質を落とすことはできるが上げることはできないので) - ピントの位置、撮影角度、撮影距離、ライトなど色々な条件を変えて何枚も撮影する
- 被写体の背景に白や黒はなるべく避けている(オートモードでも綺麗に撮れる)
画像補正のビフォアー&アフター
自然光のみで撮影
補正前
補正後
自然光+室内灯で撮影
補正前
補正後
画像補正を施すことによって、実際の見た目に近づけることができます。やりすぎは禁物で、あくまで自然な感じに見えることが大事です。
画像補正はオリジナルに近づける作業で、例えば画像にキラキラした光のエフェクトを加えたりするのは「加工」、被写体に元からある傷を消したりするのは「修正」、自然な状態に近づけることを「補正」と考えればわかりやすいかもしれません。
画質の低下に気をつける
画像の補正をやりすぎると、色の幅が失われてしまい画質の低下にもつながるため、補正は少なければ少ないほどいいのです。
また、補正以外にも画像の保存形式などでも画質の劣化を招くことがあります。
画像の階調
白から黒への階調がある通常のモノクロ写真
階調の幅が狭いモノクロ写真
白〜グレ〜黒の色の情報が少なく、左上の地の部分や黒い部分は1色にぬりつぶされてしまっています。白から黒へなめらかなグラデーションになっていない、階調のあまりない白黒画像です。
微妙な白の違い、黒の中にあるわずかな模様などがすべてつぶれてなくなります。
また、白と黒の2色だけの場合は「2階調」と言います。
アンセル・アダムス
学生時代に写真の授業でモノクロ写真の階調をみるため、参考に示されたのは写真家のアンセル・アダムスでした。興味のある方はデジタルデータではなくぜひプリント写真をみてください!
緻密さ、シャープさ、質感などが全然ちがいます。影の中でも形がはっきりとわかります。岩肌、砂、雲や水煙、樹皮、人の肌。精細で色豊かで感嘆のひとことです。
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画像のサイズ
3000x2000(px)の画像を、600x400(px)にサイズダウンするということは、簡単に言うと600万個のモザイク画を24万個のモザイク画にするようなものです。
モザイクの1ピースの大きさが同じなら、横3000個分が600個分になるのですからモザイク画自体の大きさが小さくなりますし、絵も粗くなります。ピースの量も減るので重さも軽くなりますね。これが画面上での画像縮小です。
大雑把すぎる説明ですが笑、大体のイメージでつかんでおけばリサイズするときに悩まなくてすむと思います。
JPEG画像
もう1つ、画質の低下にはJPEG画像の圧縮率があります。
JPEGで保存するときに画質を選ぶことができますが、高品質で保存すると圧縮率が小さくデータ容量さほど小さくなりません。逆に低品質で保存するとかなりデータを小さくすることがでいますが画質を犠牲にすることになります。ただ、よほどのことがない限りここを変更することはないです。
JPEG:高品質で保存、データサイズ:84K(部分拡大)
JPEG:低品質で保存、データサイズ:16K(部分拡大)
画像単体のデータサイズも大事ですが、ウェブページ全体のデータ量を抑えることも重要で悩ましいところです。