冷え込みが強くなってきたこの季節、電気ストーブを出し思い出すのが、”火だこ”です。
火だこは消えるんです! 火だこをつくってしまった皆様に治るまであきらめずにがんばりましょうという思いを込めて…
火だこ?(温熱性紅斑)
火だこ…変な名前ですよね? 正式には「温熱性紅斑」と呼ぶそうです。皮膚に赤紫色の網目模様が浮かび、見た目がかなりショッキングです。肌の色がまだらに!
何かというと、皮膚の炎症なのですが、以前、左のすねと太もも、左の手の甲、二の腕につくりました。気が付いたのは入浴時。痛みもかゆみもヒリつくこともなく、なんの自覚もありませんでした。
焦って調べても「火だこは消えない」と書いてあるばかり… 正直なところ、かなりショックでした。
長時間同じ場所にあてない
原因は電気ストーブにいつも同じ場所を長時間あてていたことでした。ストーブにあっていたところが赤くなるのはよくあるかと思います。でもしばらくすれば、すうっとひいていきます。ですが、ずっと同じようにあたり続けると炎症をおこし、ひどくなると低温火傷状態になるそうです。
まず、 この時点で痛みや色素以外の異常が認められる場合は、すぐに皮膚科に行きましょう。
私の場合、見た目以外は自覚症状がなかったため、まずストーブにあたることを止めました。
左の手の甲と二の腕は比較的軽く、温まると赤くまだらに浮かぶ程度でしたが、足はかなり強く赤くなっていたので、そのまま茶色くなっていきました。
私は色白なので、かなり目立ってストッキングを履いても全然隠れない。本当にこのまま消えないのか…いやそれは困る。なんとかしようとケアをはじめました。
火だこのケア
肌に色素沈着してしまった火だこのケアは、顔のシミ・ソバカスケアと同じ要領でやってみました。角質ケア、ビタミンCローション、美白クリーム、UVカット(紫外線対策)です。
ただ顔と違って面積が広いので、濃度より容量(プラス価格)を優先したアイテムを使用しました。
- 色素沈着以外に異常がないことが前提です。
- ケアを始めたのは、赤紫→茶色のまだら状態になったからです(色素沈着状態)。赤くなっているときはまだ炎症が引いていない状態だと思います。
- 少しでもおかしいなと思ったら、自己判断せずに皮膚科に行きましょう。
- 化粧品も薬品なので、自分の肌の強さ、合う合わないを見極めながらケアをしていってください。(化粧品の使用上の注意はよく読んでください)
紫外線対策
色素沈着ですから、まず紫外線対策しました。素肌をさらすことは避け、夏でも濃い色のレギンスを履き、日中は日焼け止めを必ず塗る。ドラッグストアで売っているボディ用の普通のUVミルクやジェルを使用していました。
角質ケア
足は特に色素沈着がひどかったので、ターンオーバーをしっかりうながすために角質ケアをするようにしました。入浴時にボディスクラブを使用です。
リラックスタイムなのでお気に入りのものを使いたいですよね。
ボディスムーザーN 570g / Oh!Baby オーベイビー ボディスクラブ 角質ケア【ハウスオブローゼ公式】楽天市場店
ローションで保湿
美白化粧水で保湿します。ビタミンC誘導体のものを使いました。顔と違って広範囲なので、たっぷり使えるようにお値段はリーズナブルなものを。
ちふれのVCローションを使っていました。ドラッグストアに置いてあって、購入しやすいのが良いです。
色素沈着ケア
ハイドロキノン配合のクリームを色素の濃い部分に塗布しました。合わない人もいるようですので、注意してご使用ください(配合量の少ないものから使うのも一つの方法です)。
【美容皮膚科医監修】純ハイドロキノン 4% SYILUM 20g ホワイトクリーム
暖房に注意
もちろん、また同じ場所にストーブをあててしまったら同じことの繰り返しです。ヒーターには十分注意してください。(その他の暖房器具も同じです。電気毛布や湯たんぽなども、低温やけどの可能性があります)
ケアの継続と完治
腕の火だこは半年たたずに消えました。1年ほどで足の火だこもずいぶんと消え、一番濃かった部分がうっすら茶色くなっている、ぐらいまで改善。
1年半後には手と腕のは完全に消えました。脛と太ももはよーく見ると薄く色がついている程度で、言われないとわからないくらい。ストッキングをはいてしまえば、まったくわかりません。3年もたてば元の状態に。
若い方なら代謝も良いので、もっと治りが早いのではないでしょうか。
色素沈着の程度や肌そのものにも個人差があり、同じようにいくとは限りませんが、どちらにしても、すぐに消えるものではないですので、焦らずにお手入れしてあげてください。症状が広範囲なうえ目立つので気になるとは思いますが、時間が解決してくれます。
座って作業に集中していると、ついつい時間が経っているのを忘れてしまいます。これからの寒い季節、火の元をあまり近づけずに作業をするように気をつけています。